オーケストラは宇宙である。

なんといってもあれほど多くの人数で音楽をつくりあげる演奏形態はほかにない。
音量ではロックのコンサートに負けるかもしれない。しかしロックのコンサートにはない、空気をも響きの一部にしてしまう気迫がある。

盛り上がりでは歌手のライブに負けるかもしれない。しかし百人近い音楽家たちが、神経を研ぎ澄ませ、最高の一瞬を作ろうとするその気概に心をかぶせることができれば、そこには一時も休むことのない熱い躍動がある。

数百年に及ぶ人の育んできた歴史の色を、これほど鮮やかによみがえらせる音楽形態がほかにあるだろうか。聴くときも、奏でるときも、最高に贅沢でおいしい時間を味わうことができる。オーケストラは宇宙である。

この文章はてすとである。

なんといってもこれほどまとまりのない文章はほかにない。
適当さでは巷のアメブロに負けるかもしれない。しかしそこらのブログにはない、あたりの空気をも凍りつかせるような恐ろしい寒さがある。

内容の薄さではよくあるライブドアブログに負けるかもしれない。しかしある大学生が、神経を研ぎ澄ませ、最高の文章を作ろうとしてこの程度なのかと思えば、そこには一時も休むことのない羞恥と息を呑むようなこっぱずかしさがある。

数十年に及ぶ色のない人生を、これほど鮮やかによみがえらせる文章がほかにあるだろうか。書くときも、読むときも、最高に恥ずかしく穴があったら入りたくなるような時間を味わうことができる。この文章はてすとである。

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