企業研究で差をつける
- 情報収集のやり方を知ってるかで大きな差がつく
インターネットが普及し企業の情報を得ることはかなり容易になった。だからといって全員が同じスタートラインに立てたかというと、そうではない。情報収集のやり方が複雑化し、やり方を知っている人と知らない人で大きな差がでるようになってしまったのである。ここではESを書く前や面接の前に必ずチェックしておきたい企業情報についてアドバイスする。ここで紹介する方法は誰もが利用可能だが、知っていると知らないとでは大きな差がでる。
- 企業情報の収集に便利なサイト
就活でかなり役立ったのがUllet(ユーレット)というWebサービスだ。企業価値検索サービスとある通り、過去の売り上げや利益率・株価・営業CFなどの情報をもとに業績の推移を視覚的に確認することができる。これを見れば企業が成長しているのか衰退しているのか一発で知ることができる。またニュースでの注目度やブログやツイッターの書き込みまでも一覧することができ、どういったことが話題になっているのかも確認できる。特に便利なのが有価証券報告書へのリンクで、「事業等のリスク」「対処すべき課題」など志望企業であれば必ず確認しておくべき資料もチェックすることができる。無料というのが信じられないほどすばらしいサービスだ。
- 投資家向けの企業評価レポートを手に入れる
プロの専門家が会社の業績・動向を分析したほかにはない有益な情報を得る方法がある。それがネット証券会社に口座をつくるということだ。もちろん実際に取引をする必要はまったくなく、開設維持費用は無料である。それだけでより深い企業理解に役立つ情報を得ることができる。第三者機関による投資家目線の情報というのはシビアだ。企業視点、顧客視点とはまったく違った見方になることも多い。面接では業績や弱み、課題などが話題になることも多くある。自信を持って挑むためにも、ぜひチェックしておきたい。就活が終わったら口座を閉じればよい。ネット証券口座でのおすすめは、口座開設料・管理料が無料の楽天証券である。
- 過去の新聞記事から志望する企業の記事をチェックする
最終面接前には必ず行っていたのが日経テレコン21で過去の新聞記事をチェックすることだ。自分の受ける企業の名前を入れ検索するだけで、どんなことが話題になっていたのかを確認できる。PDFで紙面そのままのイメージをダウンロードできるので、印刷したりスマフォでのチェックも行いやすい。サービスは有料だが、多くの大学の図書館では学生IDで利用できることが多い。ブログやネットニュースでも検索はできるが、あまりの情報の多さに整理が追いつかないことが多い。その点新聞であれば、本当に重要なことを見極めやすい。特集記事などもとても参考になる。必ずチェックしておきたい。