成績や資格は関係あるのか
- 成績は基本的に関係ない
特に大手企業においてはそういう傾向がある。内々定したあとに成績証明書を出せという企業もあった。最終面接で出させる企業は多いものの、やはり面接内容の方が百倍大事である。ただ出している以上判断材料のひとつにはなっているのだから、良いにこしたことはない。ただ悪くてもあまり気にする必要はない。変な授業を取っていると面接で突っ込まれたりする、その程度だ。比較的規模の小さい企業ほど気にしているという実感はある。
- 資格もあまり関係ない
TOEICなどで足きりをするような採用をする企業も増えてきたが、まだまだ主流ではない。基本的には何もなくても気にする必要はないだろう。注意しなくてはいけないのは、あってもたいして有利にならないというところだ。実際海外営業系の採用枠においてもTOEIC満点の人が落ちて低い人のほうが通るといったようなこともあった。資格をアピールするのであれば、よほどその資格取得に情熱を燃やしたか、何か自分の強みを発揮したなどでないといけない。ただコミュニケーション力重視の日本の採用現場において、周りを巻き込んでの何かにつながりづらい資格のエピソードはアピール力に欠けるのは事実である。基本的には自分の持つものがあってプラスアルファとしての資格だということを忘れてはいけない。就職のための資格を取る暇があるなら一個でもチャレンジングな経験をしたほうが絶対いい。
- めずらしい語学系はあるとけっこういい
英語なんかはよほど実践的な経験を積んでいない限りあまりアピールにならないが、専攻が進んでくると「中国語が話せる」「スペイン語が話せる」「アラビア語が話せる」とかいう人にはけっこう会った。やはり多くの企業がグローバルを目指しているだけあって、こういった語学は評価されるのかもしれない。実際これから可能性があるのはアジアや南米だろう。英語は要であるが、就活のために限らず、余力があるならこういった語学を勉強するのも未来のために良いかもしれない。