「最後に何か質問は?」の答え方
- 会社を理解する重要なチャンスと考える
どの企業の面接でも最後に聞かれるのがこの質問だ。一次・二次では本当に聞きたい質問を準備することができても、面接が重なるにつれて何を聞けばいいのかわからなくなってくる。もちろん正直に「もう十分質問させていただきましたので、特に聞きたいことはございません。」と言っても問題はないはずだ。質問の数で合否が変わることはない。しかし私は会社をより深く理解する理解するチャンスとして、また自分自身の成長のためにも、「その面接官にしか答えられない質問」をすることをおすすめする。
具体的には
「社会人になって一番変わった価値観は何か」(主に若い社員)
「(自分が大切だと思うことを伝えた上で)人との信頼を築くために大切なことは何か」
「仕事をしていく上で大切にしているスタンスなどはあるか」
「入社して成長する社員とそうでない社員とで違いはなにか」
などだ。これらの質問は自分自身の社会人としての生き方を考える参考になるばかりでなく、その答える内容によって相手の人間性や仕事に対する向き合い方が見えてくる。それらの答えから会社の志望度に変化が生まれることもあるだろう。
「会社に対する面接」ともいえるこれらの質問は、本当にそこで働きたいかを考える上で重要な要素のひとつになるだろう。回数を重ねるにつれて年齢は上がり、OB訪問でもなかなか話す機会のない役職の方々と話すことができる。これらを自身の成長のチャンスとして、またより深い会社理解のために活かさない手はない。それら本気の質問は、遠まわしに熱意のアピールにもつながる。最後の質問では、その人にしか答えられない質問をしよう。